inイタリア_アッシジ

2/28ヨーロッパに入り重いトーマスクック時刻表は初日で捨てることになる。インターネットの普及により各国の鉄道の時刻が一瞬で知ることができる。国鉄のHPへ飛んで日程と出発駅と到着駅を入力すれば料金や所要時間などを含めた時刻表が羅列されるので計画が非常に無駄なく立てられる。そのページを保存しておけばインターネットにアクセスできない時でも時刻表を表示して一目で比較できる。短期間でヨーロッパを周りたい旅行者には非常に有難い。ヨーロッパの列車は正確すぎてつまらないとか、同じ街で何日も滞在する無駄な時間が実は大切と言う旅行者もいるが、自分の中の空白を埋める作業を旅の目的としている俺には無駄なものは無駄である。まあそれは人それぞれ。ここで書くことでもないか。すまん。ヨーロッパで会う人達はいわゆる「旅人」ではないので話していてなんだか落ち着く。大陸毎に出会う旅行者の雰囲気も変わっていくのが面白い。
アッシジへ向かうため駅のホームで列車を待っているがなかなか列車が到着しない。少し心配になってきた時、親切な人がアッシジ行きの列車は別のプラットホームに変更になったと教えてくれた。鈍行は発車5分前にホームが変更になったりするから怖い。変更も放送がイタリア語で流れるだけなので全く分からない。列車に乗ること2時間でアッシジ駅に到着だ。
アッシジ世界遺産にも登録されている街だ。清貧の聖者フランチェスコの町として知られており、見所としてサン・フランチェスコ聖堂や大城塞(ロッカ・マッジョーレ)などがある。しかしここでは時間をかけて町歩きをゆっくりと楽しみたい。石積みの壁や木製建具は中世の面影をそのまま残し素晴らしい街並みを形成している。人の少ない石畳の細い路地を歩いていると気分も穏やかになる。ローシーズンにはローシーズンの良さがあるものだ。しかし残念なことに少し大きな通りに出ると路上駐車が非常に多いことに気が付く。たった一つの近代物が景観を壊しかねない。町の一角に駐車場を整備するとか運搬用の車を統一ないし制限するなど世界遺産にまでなった美しい街並みを保つ考慮が必要ではないだろうか。
アッシジで食べたサンドイッチはイタリアNo1だったが、昼食のマルガリータは全然美味しくなかった。今のところ美味しいマルガリータを食べれたのはナポリの老舗の店のみだ。残念無念。列車の時間が迫ってきていたのでアッシジの街を離れ駅へ。列車で2時間半フィレンツェに到着だ。フィレンツェは明日一日で観光し夕方にはヴェネツィアに発たなければならない。
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