inイタリア_ローマ

2/23列車で約2時間、ローマに到着。予想していたよりローマははるかに都市である。ネットで前日予約しておいた駅近ホテルへチェックインし街へ繰り出す。ローマに費やせる時間は今日1日しかない。
リチャードマイヤー設計のアラ・パチス美術館はテヴェレ川沿いに面し対岸の離れた場所からでもその姿はすぐに認識することができた。川に平行して外部から内部へ貫く石壁が入場者を迎え入れる。石とガラスを巧みに組み合わせ直線で構成されているが石の温かみが出ていて冷たい印象は受けなかった。しかし西面のファサードに設けられた巨大な横ルーバーは乳白のシートが貼られているようだったがあれで西日を遮断できるとは思えない。デザイン上はきれいな水平ラインが強調されていて低く抑えられた細長い美術館にマッチしていてよかったが。内部が大きな一つの空間でその真ん中に展示室が一つ設けられているという構成だったので特に西日を遮断する必要はないということか。絵画の展示とかもないようだし。ちなみにこの美術館は辛うじてインフォメーションで貰える市内地図に小さく名前が載っていた。
ザハ・ハディッド設計のMAXXI美術館へ。ここへは行くのに相当苦労した。というのも入手した地図外の場所にあり全く情報が載っていない。しかも地元民には有名な美術館だと思っていたら誰に聞いても知らないという返事ばかりだ。結局美術館のことは美術館の人に聞けということでアラ・パチス美術館の受付の人にだいたいの位置を教えてもらうことに。しかし本当におおまかでポポロ広場からトラムに乗ってViaGuidoReniという道の交差点を左に曲がれとだけ教えてもらった。ポポロ広場からトラムに乗るが全く違う方向に走っていることが途中で判明してまたポポロ広場まで引き返すことに。結局ポポロ広場から徒歩でひたすらViaGuidoReniという道を目指すことになる。30分くらいで歩いたところでViaGuidoReniという標識を発見。その道を左へ曲がると右手にMAXXI美術館が見えてきた。しかし何やらおかしい。フェンスがしてあるし周りに人が誰もいない。近くにいる人に尋ねるとオープンは5月だと言うではないか。仕方ないのでフェンス越しに外周をぐるりと鑑賞して終了。ザハ・ハディッドの近未来的で流れるようなスピード感あるドローングが好きだったが、今回それをコンクリート打ちっぱなしで表現しようとしている。それが少し無理があるのか流動的な印象をあまり受けなかった。内部を見ていないので何とも言えないが。
ローマでは8時間以上歩き周りサンピエトロ寺院・ヴァティカン博物館・スペイン広場・ナヴォーナ広場・パンテオンコロッセオなど主要な見所は一通り見ることができた。全て歩きで周ったので街の大通りや路地なども体感することができてローマは満足。思い残すことはない。一日あれば十分だな。
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