inスペイン_バルセロナ1

2/19天候はいまいちだが雨は降っていない。体調もずいぶん回復した。今日は歩きまくるぜ。ガウディのカサミラへ行くとすでに数十人の列ができている。外周をぐるりと周り列に参加する。国際学生証を提示すれば6ユーロとここでも割引してくれた。さすがヨーロッパ。この建物を見た最初の感想は単純にすごい!すごいというのはもちろん建物は素晴らしいのだが、大人になっても童心を忘れず建築を楽しんでいるガウディがすごい。普通歳をかさねるにつれ思考は論理的になりここまで楽しんで建築を設計できるものだろうか。それができるスペインの国民性がすごいのか。外も中も遊び心満載だ。それでいて石の質感はとても良くぐねぐねなのにどっしりとした重厚感。これに気を良くした俺はさっそくサクラダファミリアへ向かう。しかしサクラダファミリア前には大勢の人だかりが。これじゃあゆっくり鑑賞することはできない。サクラダファミリアへは明日朝一で行くとして街を散策することに。バルセロナの街は本当に面白い。街歩きが楽しいのだ。最初に目的地を決めて歩き出しても交差点に立つと何かしら興味をそそる建物が視界に入ってくる。その繰り返しでどんどん別の場所へ迷い込んでしまうのだ。新たな発見がいろいろある街だ。まるで宝探しをしているようでもある。そういえば面白いエリアを発見した。後で調べたところグローリアス広場周辺のようだ。街を散策していると何やら遠くに見覚えのある建物が見えるではないか。明らかに周囲の建物とは違いつるっつるの巨大なガラスの物体が堂々と聳えている。ジャン・ヌーベル設計のアグバー・タワーだ。こんなところにあったのかと少し嬉しくなり歩は次第に早くなる。30分くらい歩きやっと近くまで到着するとやはり凄まじい存在感だ。ガラスルーバーの外装は光によって遠くからはガラスの物体という感じだったが近くで見ると意外に繊細なディテールでガラスルーバーに光が反射してカラフルなピクセルが際立っていた。しかしヌーベルは空に溶け込むようにガラスルーバーを採用したと言っているがとても空に溶け込んでいるとは思えない。めっちゃ存在感ありすぎ!中は艶消しの塗装によって光がゆらゆらと拡散しヌーベルの思惑通り水の中にいるような感覚になる。アグバー・タワー周辺には建築的に見所ある建物が多く建設されており今後も著名な建築家であろう建物がどしどし建設中だった。その後昼食を食べる時間も惜しみピカソ美術館へ。周囲の古い街並みに溶け込むようにそれはある。中も最低限の補修や構造補強しか施されておらずとても雰囲気の良い美術館だ。ここではピカソの作品を年代をおって見ることができ絵画に無知な俺でも非常に楽しめる美術館であった。ピカソって普通に絵旨いよなって感じ。結局今日は8時間くらいほとんどずっと歩きまくった。これくらい歩くとぼんやり街の輪郭が見えてくるものだ。
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