マンハッタン都市計画

ブラジルのビザ取得も確定したし、一眼レフのセンサークリーニングも完了したし今日は一日マンハッタンを歩き倒す。マンハッタンの都市計画は実に素晴らしい。南北に走るBroadway、それに平行して走るAvenue、東西を走るStreetで主に構成されている。Avenue間は約250M程で東から西へと数字が大きくなり、Street間は約80Mで南から北へと数字が大きくなっていく。知識として知っていても実際マンハッタンのフィールドに自分が置かれたときそれがどれほどわかりやすいことか。水平なグリッドで構成された通りの交差する所にはAvenueとStreetの名称が表示され、ほんのちょっとだけ方向感覚に疎い俺でも瞬時に自分の場所を把握することができる。地下鉄やバスにしてもマンハッタンを縦横無尽に走っており実に便利である。駅の名称もAvenueやStreetの名称で表示されているため間違えることはない。駅への出入りの階段にはUptownかDowntownと表示されており北へ行きたいときはUptownへ、南へ行きたいときはDowntownと表記されたホームへ行けばいい。
マンハッタンの街並みはなぜこんなにも魅力的なのか?俺が推測するにそれは街を構成する素材の割合である。多くの建物は石やレンガで構成されている。今や著名な建築家のガラスファサードを前面に押し出した建物が建設ラッシュであるが、あくまでもそれは街全体として見たときアクセントとして良い効果を生み出しておりベースは石やレンガである。ではなぜ石やレンガ積みの建物が多くのこっているのか!?残念ながらそれは日本とアメリカとの意識の違いだろう。マンハッタンでは新しい建物を建築するとき日本のようになんでもかんでも壊して新築するというよりは元の建物を活かして改装するケースが多い。それゆえ昔の建物の保存状態も良いのだろう。壊さなければならない理由を挙げればきりがないし、日本でも保存しようという意識は高まりつつある。が、まだまだである。この意識の差は様々なところでマイナス要因となっている。デザイン意識・賃金・知的労働に対する・・・おっと愚痴になりそうなのでここらでストップ。またマンハッタン内にはアパートメントという概念はあっても住宅という概念はないため日本のハウスメーカーの住宅のように街並みを台無しにしてしまう恐れもない。それゆえ落ち着きある刺激的な街並みを形成している。
写真のアップルストア前では記念撮影する人や待ち合わせをしてそうな人がちらほら。階段を降りて中に入ると人で溢れていた。ヴィトンはクリスマスが近いからかワッペンのようなデコレーションがされていて青木淳もがっくしか・・・
[%7C%7C%7C]