カラパタールピーク、エベレストBC

11/28今回のトレッキングの最終目標であるカラパタールピーク(5545M)とエベレストBC(5364M)に到達。日の出の瞬間を見るため早朝5時半アタック開始。遅いと思うかもしれないが周りの山々が高すぎて日の出が7時半と遅いのだ。外に出て歩き始めるが-10℃の世界。寒すぎて呼吸が上手にできない上に急勾配のためすぐにバテる。しかしどんなにキツかろうが俺には上に登るしか道はないのだと言いきかせる。足を止めるともう立ち上がれそうになかったのでほとんど休憩なしで登り続けた。最後はへろへろになりながら岩にしがみついての登頂だった。その日一番乗りである。まさに感無量。登頂までにかかった時間は1時間15分。自分で言うのもなんだが早朝このタイムはかなり早いタイムである。個人的にはチュクン・リピークからの眺めのほうが好きだったが達成感はカラパタールの方が勝っていた。下山後早めの昼食をとる。山に入って始めてネパール食以外も食べ物が出てきた。本物のスパゲッティである。メニューには洋食のリストもあったが高いのでまさか出てくるとは思わなかった。しかし味は中の下だ。昼食後1時間の休憩を取りエベレストBCへのトレッキング開始だ。事前の情報では今の時期は行っても登る人もいないしテントもはっていないし特に何もないうえ道はとても険しいとのことだ。しかし自分の中では行くことに意味があったし実際ルートもかなり楽しむことができた。ヌプチェの白い氷壁を眺めながら氷河の上をトレッキングだ。氷河といっても表層に砂と砂利が覆いかぶさっているのでぱっと見は氷河には見えないが、断層を見ると氷が見え隠れしている。エベレストBCに到着するとそこにはエベレストBCと書かれた石壁があるだけの本当に何もない所だった。しかしエベレストへ挑戦する人達はこの絶壁の氷河からアタックをかけるのかというのが見て取れてよかった。
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