トレッキングを楽しむ

11/24ナムチェからタンボチェへ。高度差400M程度のはずが下る下る。せっかく稼いだ高度が〜。下りきったところで昼食のため休憩。昼食はカレー味のインスタントラーメンだ。なんでもトレッキングするネパールの人達にはお菓子替わりの人気食らしい。その後はひたすら登りである。途中エベレストが姿を現すがまだまだ遥か彼方。結局5時間かけてタンボチェ(高度3867M)に到着。タンボチェからはエベレストがとても綺麗に眺めることができた。夕食にはまだまだ時間があったので村を散策していると寺院のような建物を発見。そこでお坊さんが住み込みで修行をしているとのこと。中に入るとお坊さんがお経を唱えていた。そこは現地の人にとってはとても神聖な場所。写真撮影など当然のマナーとして控えるべきはずなのにマナーを守れない人がちらほら。フラッシュをたいている人さえいた。後でガイドに聞いてみると当然禁止とのこと。こんな奥地まできたのにがっかりだ。少し気分を害したが気を取り直して夕食の場へ。本日の夕食はスパゲティ(のようなもの?)とニンニクスープだ。なかなか美味だった。
11/25タンボチェからディンボチェへ。当初ペリチェで2泊して高度順応する予定だったが途中知り合った日本人トレッカーからチュクン・リピーク(5550M)からの眺めはカラパタールピークからの眺めに勝るとも劣らないくらい素晴らしい眺めとの情報を入手。どうしてもチュクン・リピークからの景観を見てみたいという欲求を抑えられずガイドに相談してペリチェでの2泊を中止してチュクン・リへのルートが少しでも短いディンボチェで2泊することに予定変更。しかしもともとペリチェでの2泊というのは高度順応のため。チュクン・リへ行くためにはディンボチェで1泊して早朝出発しなければならない。しかもチュクン・リピークに到達した後はすぐさまディンボチェへ戻り1泊して次の日早朝から目的地へ向かわなければならないのだ。幸い今のところ体調は頗る良好だがこれではまったく高度順応にならない。ちなみにディンボチェは高度4350Mのすでに未知の領域である。チュクン・リを目指すにあたってガイドとの約束事として途中少しでも高山病の症状が出たり予定タイムを下回るようだったら、諦めてディンボチェへ引き返すことが条件だ。日程も限られているし健康第一なので当然そのつもりである。
タンボチェからディンボチェへはゆっくり歩いて昼休憩もたっぷりとって6時間半だ。このコースは歩いていて本当に楽しかった。高度差500M程度をゆっくり時間をかけて歩くため山の景観をじっくり堪能することができるのだ。まずは今までずっと遠方に見えていたアマダブラム(6856M)を正面から西に周り込み裏へ。アマダブラムを通過しディンボチェの村に近づくにつれローチェ(8516M)も次第に姿を現してくる。少し歩くだけで景色は目まぐるしく変化し色々な表情を見せてくれるから山って本当に面白い。