inモロッコ_アルジャディーダ

2/13CTMバスターミナルに行くとアルジャディーダ行きは2時半に変更になったと言われる。マジかよ〜。しかもバスが到着したのは夜中3時を過ぎていた。それまで4時間以上暖房設備のない極寒の待合室で面白くもないモロッコ映画を見ながら待つはめに。バスに乗り込みカサブランカへ。しかし到着が遅れたため乗換えのバスが発車してしまっていた。次のバスにチケットを交換してくれとお願いするが返事はNO。なんでやねん!もともとアルジャディーダ行きのチケットを購入したのだからバスが遅れたのはCTMの責任である。粘ること10分。ようやくCTMの社員が納得してくれた。次初のチケットを貰いやっとアルジャディーダへ。アルジャディーダの見所はモロッコ最新の世界遺産であるポルトガル都市だ。このメディナの印象としては城壁がとても美しい。外壁をよく見ると貝殻のようなものも混じっている。海に面していることもあり海砂が使用されているのだろうか。門を潜るとここだけ時が止まったようなゆったりとした時間が流れている。フェズもメディナと違いごちゃごちゃしてなく通路も適度な幅があり歩きやすい。商店も少なく日本人とみるやひつこく声をかけてくる輩もほとんどいない。海の風と匂いを感じながらゆっくりとメディナを散策することができた。実はこのメディナ内には一つ見所があり街の中心に地下貯水槽がある。もともとは倉庫として使用されていたらしいが城内の水が絶たれた時のために貯水槽として改修されたらしい。入口は普通の民家の入口となんら変わらないが中に入ると目の前に地下に下りる階段があり地下には美しいゴシック建築の貯水槽が姿を現す。薄っすらと水の張った地面には柱が映り込み、滴る水滴が空間全体に響き渡る。中央には円形の吹き抜けが設けられておりそこから漏れる光の筋がくっきりと眼に見えて幻想的な空間を創り出している。わざわざ来たかいがあった。このメディナは今回見たモロッコメディナの中で最も好きだ。その後帰りのバスまで少し時間があったので海辺を散策していると何やら美味しそうな匂いが。目の前には市場のような建物があり中に入ると大量の魚を揚げる屋台がずらり。店のおじさんに食べてみろと魚を一つ手渡された。めちゃくちゃ旨い。これが新鮮な魚というものだ。サンチャゴの市場なんて目じゃない。魚盛り合わせで25DHだという。しかもパン付き。サラダを付けても30DHだ。ちょうど昼飯時なので注文することに。箸も何もないので魚を鷲づかみにしてかぶりつく。めっちゃ旨いしボリューム満点だ。アルジャディーダにとても満足して帰路につく。
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