inチリ_パイネ国立公園2

1/20食事をしていると日本人ツアー客に遭遇。少人数のツアーのようだ。一人で縦走していると話すと、おばちゃんが大変でしょうからとお菓子やジュースを分けてくれた。十分な食料は購入していなかったので非常に有難い。その後準備を済ませ出発という直前にまたも大雨が降り出す。しかしのんびりと雨が止むのを待っている余裕も時間もない。この時期パタゴニアはオンシーズンといっても雨季である。雨が降らない日がないといってもいいくらいだ。仕方ないがこれでトレッキングシーズンというのだから少し嫌になる。というわけで雨の中雨具を着て出発することに。歩き始めて間もなく昨日一緒に行動を共にした韓国人二人組に出くわす。本日の宿泊地が同じなので途中まで一緒に行動を共にするが、3人のペースがあまりにも違うため宿泊地で合流することにしてそれぞれ自分のペースで歩きはじめる。途中雨は強くなるわ風は吹くわで中間地点に到着した頃には雨と汗で衣類は濡れてすでにボロボロである。とても寒くのんびり休憩していると寒さで凍えてしまいそうなので、パンとお菓子でお腹を満たしさっさと山小屋目指して出発することに。途中美しい山々や湖などとんでもない絶景を目にするがそれどころではない。とにかく必死でカメラもバックにしまったまま写真を撮る余裕すらない。もう無理〜と心の中で叫んでいる最中、残り数km地点のところで太陽がほんのわずかだが見え始める。これが本日最後のチャンスといわんばかりにカメラを取り出しシャッターを切りまくる。宿泊地であるロス・クエルノスに到着したのはすでに17時を過ぎていた。夕食まではテントの準備をし服を乾かし、しばし休憩。本日の夕食のメインは魚だ。最近特に思うことだが海外の山小屋やツーリストの集まる場所での食事はそれ以外の場所で食べるより旨い(値段にもよるが)。山小屋も立派だし外から人を集める仕組み作りに力を入れているのがよくわかる。日本と逆である。
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