inチリ_サンチャゴ2

1/10朝9時サンチャゴ到着。しかしここがどこのバスターミナルかも分からない。とりあえず周りの人に聞きこみ開始だ。親切そうなおばさんがここはサンチャゴターミナルで、サンチャゴ市内へは地下鉄で行くのが安くて早いと教えてくれる。とりあえず安宿を探さねば。地図を頼りに街を歩くが地図に記載されている宿の場所が間違っており重い荷物を持って歩き周るはめに。なんとか宿に到着するが部屋に空きがなく12時なればもしかしたら空くかもとのこと。Wi-Fiと朝食も無料だし部屋も清潔なので待つことに。名前はホステル・サンタ・ルシア。しかしさすが首都サンチャゴ。物価の高いチリの中でも特に高い。ドミで1泊17$もする。NYを除くと今回の旅で最も高い。部屋が空くのをずっと待っているのも時間がもったいないので楽しみにしていた市場に行くことに。ウニだウニだと楽しみに行くとウニは今時期ではなくほとんどの店にないらしい。あっても高い。日本で食べるのと値段も量も変わらない。そんなわけでウニは諦めてセビッチェとアナゴのグリルを食べることに。まずセビッチェ、まずい・・・というか生臭いのだ。調理法を心得てないのか?市場内で一番安い大衆食堂に入ったのがいけなかったかと思いながらアナゴを一口。こちらはなかなか旨い。塩コショウでシンプルな味付けだけに素材の甘みが引き出せていて良い。市場内でナマモノはやめておこう。しかし鮮魚を諦めたわけではない。今日は日曜日でクローズしていたが明日チリの食で最も楽しみにしていたモノを食べに行く予定だ。これを食わなきゃ日本人じゃない。
夕暮れ時、近くのサンタ・ルシアの丘に登りサンチャゴの都市を俯瞰することに。普段は四方を山に囲まれた地理的要因や交通事情などによりサンチャゴ市内にはスモッグがかかり見えるはずのアンデスの山々が見えないらしい。しかし今日は日曜日。この日だけはスモッグも薄れアンデスの山々も見渡すことができるらしい。というわけで少し疲れているが丘を登ることに。丘は数十分ほどで登れてしまった。そして眺めもそんなに良くない。これでは今日一日の締めくくりとしては相応しくない。まだ時間は6時半、日が暮れるにはまだ2時間もある。というわけで少し遠いがもう一つの絶景スポットであるサン・クリストバルの丘に登ることに。丘の上までは麓からケーブル鉄道で行くことができるのだがせっかくなので歩いていくことに。歩くこと1時間弱やっと丘の頂上に到着。丘からは市内が一望でき薄っすらとかかったスモッグの奥にはアンデスの山々が見え隠れしている。俯瞰してみるとやはりサンチャゴは首都なんだと実感する。昼間街を歩いていた時にも感じたことだが石畳の街路あり、アーケードあり、歴史的建造物あり、ちょっとおしゃれな住宅やマンション、ショップあり、かと思えば高層ビルや古びた雑居ビルありと、なんだか神戸の街を歩いている感覚に陥る。しかし多くの要素が存在し街としての統一感は地方都市に比べるとかなり劣る。
日が沈むのを待ち、その後を急いで山を下ろうとするが同じような道が多く途中道を間違えてしまう。辺りは暗くなってきていたのであわてて元来た道へ引き返し走って山を下るはめに。その後レストランに入りpastaと明記されたメニューを注文するとじゃがいもをペースト状にしたモノとパンが出てきた。パブが集まっている一角なので酒のツマミが主なのだろう。しかし旨いが今日の俺の夕食はじゃがいもとパンである。食事メニューだけでも早くスペイン語を覚えねばと改めて実感した一日であった。
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