inコタキナバル_キナバル山

10/30明日のキナバル山トレッキングに備えて床屋で丸坊主に。単にうざかっただけかも。
10/31朝5時起床、コタキナバル市内から車で2時間かけて公園本部に到着。登山許可証などを発行しスタート地点へ!時刻は9時になろうかとしていた。めまぐるしく風景が変わるキナバル山独特と雰囲気を味わう余裕もなくひたすら黙々と登る。この季節マレーシアは雨季のため正午を過ぎると圧倒的にスコールにあう確立が上がるとのこと。山小屋までの道中5つの休憩ポイントがある。屋根付きの小屋で未処理ではあるが飲み水とトイレが併設されている。トレッキングする人達のためので設備が充実しており大変すばらしい。予定通り5時間で本日宿泊するラバンラタへ到着。実際かなりの急勾配が延々と続くため時間以上の疲労感に襲われた。ラバンラタは予想以上に快適な山小屋だった。4人部屋というのは当然としてシーツに毛布付き、ホットシャワーあり、食事はバイキング形式でこれが山小屋の食事かというくらいおいしい。ラバンラタに宿泊する場合は寝袋や過度な防寒具は必要なく真夜中トレッキング時のためフリースと雨具があればまず問題ない。5時に夕食を済ませ明日に備えて就寝。
11/1夜中1時起床。2時に朝食を取り2時半からピーク目指してアタック開始。6時の日の出を見るため、タイム三時間を設定し暗闇の中ヘッドライトの明かりをたよりにひたすら登る登る。山小屋からのアタックは岩盤の上をヘッドライトとロープを頼りに登るのが8割方占めている。正直この3時間のアタックがとてもしんどかった。何度挫折しそうになったことか。高度のため手に若干の痺れは出てくるわ、酸素が薄く少し登るとすぐに息切れを起こしてしまうわ。ただただ写真集で見たあの風景を自分の目で見たいという思いを秘め、無言で黙々と一歩一歩確実に登る。ピークが見えて来たあたりからさらに角度が急になる。突起した岩を最後の力を振り絞り登りきると、そこにはピークを示すキナバル山を最初に登った人の名とLOWS PEAK(4095.2M)という文字が書かれていた。時刻は5時半、予定通りである。山頂は猛烈に寒い。今か今かと日の出のシャッターチャンスを狙うが空は雲に覆われている。6時を過ぎても空は雲ばかり。諦めて下山しようとしたその時、勢いの強い風のおかげで雲が晴れていくではいか。しばしその偉大な自然に見とれながらも、はっと我にかえりシャッターを押しまくる。10分間くらいでまた雲がかかってきたので諦めて下山を決意。下山途中、上りでは見ることのできなかった美しい景色を堪能することができた。今回のトレッキングはまさに文句なしの絶賛である。
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