inベルギー_ブリュッセル→inイギリス_ロンドン1

3/16今日は最悪の日だ。午前中ブリュッセルの街を散策し昼過ぎに駅へ向かう。まず最初の不幸はここから始まった。ブリュッセルからロンドンへ入国するのに久々にイミグレがあった。そこで30後半くらいの女性に俺は質問攻めに遭ったのだ。まずは学生か社会人かとの問いに社会人と答える。次に帰国後のチケットは持っているかとの問いにeチケットを提示。それ見て5ヶ月も休暇が取れるのかと問いに長期休暇を取ったと答える。まだ続く。次にチケットの価格はいくらしたと問いかけてきた。関係ないだろうと思いながらもだいたい3000ユーロくらいだと答えるとポンドでいくらだと問いかけてきた。このあたりから俺はかなりイライラしてきて問いに対する答えも雑になってくる。適当にポンドで答えると次は現金をいくら持っているか問いかけてきた。現金はなくクレジットカードだと答えるとクレジットカードにはいくら入っていると問いかけてくる。このあたりでは相当イライラしている俺。この問いにも適当に答える。最後にホテルを予約しているんなら予約確認書を見せろと言ってきたので日本語でロンドンに着いてから電話するんだよって言って電話をかけるジェスチャーをして見せた。俺がため息を連続しているとやっと相手がオッケーと低い声で言ってスタンプを押した。そして最もムカツいたのがこの後、俺のパスポートをポイッと投げたのだ。もうぶち切れ状態だったので俺も大人げなく「お前遅いんだよ」って日本語で言って立ち去った。モノを投げて相手に渡すという光景は実はヨーロッパでよくある。列車のチケットであったり、お金であったり、パスポートであったりだ。ただ単に堕落しているだけなのか客に対するせめてもの反抗なのかは定かではないが今回のケースは明らかに後者だろう。
セント・パンクラス駅に到着しメトロに乗り換えて宿へ向かう。列車の中でロンドン滞在は長いし久々に落ち着ける日本人宿にしようと決めたのだ。もちろん予約はしていない。最寄り駅のビクトリア駅に到着し公衆電話から電話すると迎えに来てくれるはずなんだが電話が繋がらない。何度電話しても繋がらない。そういえばマドリッドで宿泊した日本人宿もそうだったが正式に宿の届出をしていないのだ。だからHPに地図も載せず宿に看板もない。まさかとは思うが電話番号も詐称している可能性がある。メールで予約した人にだけ本当の番号を教えているのだ。仕方ないのでWi-Fi可とあるカフェに入りメールを送ろうと試みるがなぜかネットに繋がらない。日も暮れかかっているので他の安宿を探すことに。ビクトリア駅から1kmくらい離れた場所に一つホステル発見したので急ぎで行くとベッドの空きがないと言われる。近くの宿を紹介してもらうが1泊45ポンドだ。さすがにそれは無理。安宿の多いセント・パンクラス駅へ再び戻り宿探しは続く。駅から比較的近く1泊20ポンド以下で宿泊できるユースへ向かうがそこもベットに空きがないと言われる。ベッド数200以上あるユースなのになんで?そいうえば最近やけに若い欧米人をユースで見かける。大人数で合宿でもしているのだろうか。結局そこから1kmくらい離れたホステルでようやく本日の宿をキープできた。すでに時間は20時前だ。宿探しに全荷物を背負い4時間以上歩き回ったことになる。宿探しにこんなに手こずったのは本当に久しぶりだ。まあヨーロッパなので危機感や焦りはなかったがさすがに疲れた。でもこのホステルも規模が大きく10代後半の欧米人が大勢で騒ぎまくってウルサイんだよなあ。